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2015.04.20
火縄銃と兵站
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兵站(注)が必要になったのは武器として火縄銃が使われだしてからだそうですp81
火縄銃はスペイン人が15世紀の中ごろ発明したもののようで、日本では戦国時代の終わり(1575年)に織田信長が長篠の戦いで使用して、相手の武田軍に甚大な被害(戦死者1万人)を与えたことで有名です。
火縄銃には込め矢、弾薬などが必要で結構な重さになったそうです。
そのため自分で食べる食料などを、兵站で補う必要があったそうです。
火縄銃の出現以降、戦争においては兵站という考えが重要になってきたそうです。
第二次世界大戦中に日本軍が兵站に失敗し、多くの餓死者を出しています。
戦死者230万のうち100万人以上は兵站の失敗による餓死者や病死ではないかとも言われています。
日本軍が多くの餓死者を出して事で、日本軍は兵士を大切にしていなかったというむきもありますが、戦線を広げすぎたために兵站が追いつかずの事だったと思います。
兵士を大切にしていなかったからではないと思います。
注:兵站(ヘイタン)・・・前線へ物資(例えば兵器や兵士の食料)をすること

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