民主主義のルールとして多数決があります。私も通常は多数決が一番公平な手段だと思いますが、取り扱いには注意が必要だと思います。

例えば、

目の不自由な人がいます。
目の不自由な人が、外を自由に歩くためには盲導犬が必要です。
盲導犬がいないと仕事場にも行けません。

でも、盲導犬を育成するには多額のお金が必要です。
今、盲導犬をこれからも育成するかどうかで議論が行われました。

目の不自由な人は、「私たちが他の人と同等の条件で仕事をするためには盲導犬が必要」と主張します。

目の見える多くの人は、「俺たちの金を、目が見えないとはいえ一部の人に使うのはフェアじゃない。盲導犬は育成は止めよう」と主張します。

議論は平行線です。
そこで多数決・・・勝ったのは目が見える多数派の人たちのグループでした。

皆さんは、これをどう考えるでしょうか?
私はフェアでないと感じます。

目が見えなくても、仕事をする権利はあります。
本来であれば、目の見えない人も、目の見える人と同等の条件で仕事をしてもらうために「下駄を履かせる」必要があると思います。
これが平等と言う概念だと私は思っています。

平等は民主主義では重要な概念だと思いますが、多数決を採用した場合、不平等な結果になってしまう事があると思います。
そういう意味で多数決には注意が必要だと思います。

みなさんはどう思われたでしょうか?コメント頂ければうれしいです。

注)例にあげた話は、私が良く調べもしないで書いているので実態と違うかも知れません。
もし間違っていたら教えていただけたら幸いです。

関連記事
にほんブログ村 科学ブログ 数学へ
にほんブログ村
Secret

TrackBackURL
→http://recentreport.blog.fc2.com/tb.php/465-d0b97ac9