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政治の起源 上 人類以前からフランス革命まで政治の起源 上 人類以前からフランス革命まで
(2013/11/06)
フランシス・フクヤマ

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最近の研究(注1)によると、人類はその起源より個人で生活していたことはない。
それは、遺伝子的に人間に一番近い動物であるチンパンジーやアマゾンやニューギニアの部族社会の観察でもそう考えられる。最近の知見では家族を基本とする社会が自然状態であった。
つまり、ホッブズの考えた自然状態はなかったのです。

17ー18世紀に起こった、欧米の政治システムの変革(注2)に寄与した思想は、最近の知見とは別の考え方でした。
当時の政治システムに思想的に影響を与えたのが、ホッブズ(英1588-1679)、ロック(英1632-1704)、ルソー(仏1712-78)の3人です。
彼らの考えにはそれぞれ差異はあるものの、家族を考慮しない個人しかいない状態を自然状態を考えたのです。
ホッブズは自然状態では「万人による万人の闘争」が行われるとし、それを避けるために個人が社会と契約を結ぶと考えた。
ロックやルソーはホッブズほどひとくないとしながらも、やはり自然状態では個人であったと考えたのでした(注3)。

そして欧米の政治システム(つまり現代の民主主義)は、この3人の思想をベースに発達してきました。
そのため欧米を参考に作られた、現代の日本の法律も個人を前提にかかれていて、家族の概念は希薄になっいるようです。

それが法律と実際の生活との違和感の一因になっているのだと思います。

(注1)霊長類学、集団遺伝子学、考古学、社会人類学、進化生物学(p59)
(注2)イギリス革命(1689)、アメリカ独立宣言(1776)、フランス革命(1789)
(注3)17ー18世紀の西洋の大思想家が皆、個人を基本に考え、家族に重点をおかなかった。その背景はなんだったのか今後考察してみたいと思います。
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